見た目や機能にこだわる日本人に、ダイソンはかなりヒットしましたよね。
ダイソンといえば、掃除機というイメージがありますが、扇風機も、世界でも爆発的な人気を集めています。
まさに、無駄なものを好まない国、イギリスを象徴するかのようなイギリス生まれのダイソン羽なし扇風機の構造は、かなり不思議ですよね。
一体、どうなっているのでしょうか。
(1)柱となっている部分にきちんと羽が入っている
まずは、なぜ、羽がないのに風が出てくるのかというと、実は、羽がないわけではないのです。
柱となっている部分に、きちんと羽が入っており、そこから空気を取り込んで、トップ部分となる丸形のパーツにあるスリットから、風を送るという仕組みになっています。
(2)ダイソン扇風機は、柱と後面からも空気を取り入れることができる
どのようにして、空気を取り込むのかというと、ダイソン扇風機の柱には、よく見ると細かい穴があります。
また、後ろの面からも、空気を取り入れることができるのです。
そして、空気を取り込んだ跡には、内部の羽とモーターを回転させ、風を排出しているのです。
(3)羽付き扇風機と構造は同じだが、パーツのつく場所が異なっている
こういった風に説明すると、何だかよくわかりませんが、一般的な、羽が外についた扇風機とは、構造は全く同じだけども、パーツのつく場所が異なったものが、ダイソンの扇風機というわけです。
この扇風機を持っている方は、ご存知の通り、この風量に関しても、ダイソンはボタンやリモコンを使って、何段階にも調節できるようになっていますよね。
では、どのようにして、風量調節ができるのかというと、通常のように、空気を吸い込み、それに加えて、その周囲の空気も取り入れて、円形のスリットから風を出し、強風を運びます。
通常の扇風機は、羽を使って、羽だけで風を起こして、それを送り出すという仕組みです。
しかしながら、ダイソンの扇風機は、内部に取り込まれている見えない羽やモーターを効率的に回して、風を生み出します。
さらに、内部のファンを用いて、まんべんなく強風が送り出される仕組みになっています。
(4)ダイソンの扇風機は価格が高く、3万円程度する
一般の扇風機は、今なら数千円台で購入可能です。
しかし、ダイソンの扇風機は、3万円程度します。
割引がきく時はもっと安くなりますが、一般の扇風機の値段からすると、断然、高いです。
その値段も、こういった仕組みを考えれば、納得の値段と言えるのかもしれません。
ただ、いくらこれだけ優れた扇風機であっても、限られた範囲にしか、風は送られません。
あまりにも部屋が広いと、ダイソンの扇風機は効果を発しないので、これを利用する際には、4~8畳程度の部屋で利用することをおすすめします。
小さなお子さんがいる家庭では、子供が羽部分に手を突っ込んで、けがをする心配がないのでおすすめです。