子供の頃、よく食べたなんて方もいるでしょうし、いまだに、フードコートで見つけたら、ついつい買ってしまうという方もいるでしょう。
そんな食べ物が、簡単に、家でも作れるアメリカンドッグです。
でも、なぜこれは、アメリカンドッグと呼ばれるのでしょうか。
その由来と、食べ物なのに犬(ドッグ)と関係性があるのかということも、見ていきましょう。
(1)アメリカでは、アメリカンドッグとは呼ばれていない
そもそも、アメリカンドッグは、アメリカでは、アメリカンドッグと呼ばれていません。
コーンドッグと呼ばれており、そもそも、日本で言うアメリカンドッグとは、原料が異なります。
というのも、日本では、よくホットケーキミックスや小麦粉を使って、アメリカンドッグが作られますよね。
多くの方が、すでに、味がついていて、ベーキングパウダーも入って、ふっくらするホットケーキミックスを使っているのでは、ないでしょうか。
ですが、アメリカでは、コーンミール、つまり、トウモロコシを挽いて粉状になっているものを用います。
そのため、コーンドッグと呼ばれるのですが、日本では、アメリカから伝わってきたものということもあって、アメリカンドッグと呼ばれているのだろうとされています。
(2)犬のダックスフントに似ているので「ドッグ」がつく
では、なぜ「ドッグ」がつくのか、これは、ホットドッグにも言えますが、不思議ですよね。
おそらく、何となくわかるという方も、いるでしょう。
そうです、これは、アメリカンドッグの形を想像していただければ、わかるはずです。
何かに、見えてきませんか。
ダックスフントに、似ていますよね。
胴長短足の犬として知られていますが、この犬の容姿に似ていることから、アメリカン「ドッグ」と呼ばれています。
ホットドッグも同じ理由から、ホットドッグと呼ばれています。
(3)アメリカでは、ダックスフントのことをソーセージドッグと呼ぶ
ちなみに、アメリカでは、ダックスフントのことを、ソーセージドッグなんて言い方をします。
ダックスフントの容姿から、アメリカンドッグとつけられたのに、逆に、ダックスフントがソーセージと呼ばれる立場になっている状態です。
実は、その影響もあってか、スペイン語でも、ダックスフントのことを、サルチチャ(スペイン語でソーセージの意味)と呼びます。
また、ダックスフントは、ドイツ原産の犬でもあるので、それにちなんで、こういうソーセージ料理の名前にも使われているとされています。
(4)本場アメリカのアメリカンドッグは魚肉ソーセージで作っている
ワンポイントとしては、本場アメリカのアメリカンドッグは、魚肉ソーセージで作っています。
ですので、ご自宅であなたが作る際には、魚肉ソーセージを使ってみてくださいね。
もちろん、普通のソーセージでもOKです。