江戸時代まで鎖国文化があった日本ですが、最近では、都会で外国人を見ることも多くなりました。
また、その人たちの存在が普通になってきましたが、当然、田舎に行けば、まだまだ外国人というのは、稀な存在です。
しかし、日本でも外国人労働者を採用する企業は増えてきており、たとえば、静岡なんて、ブラジル人移民によるコミュニティが大きくなり、ブラジルストアだって、そこここにありますよね。
東京で言えば、新大久保周辺は、韓国人・朝鮮人街と化していますし、東京の荒川、神奈川の鶴見なども、朝鮮系の方たちが多く住んでいます
そんなこともあり、今や日本には、「純日本人」と呼ばれる方たちだけでなく、外国人労働者もたくさんいる状況なのです。
この記事では、そんな外国人労働者を雇うメリットとデメリットについて、ご紹介したいと思います。
(1)外国人労働者を雇うメリットは若い力を得ることができること
まずは、外国人労働者を雇うメリットから見ていきましょう。
1つは、若い力を得ることができるということです。
日本は、今や、高齢化社会で、若い方が減っているということもありますが、若い方の継続力、持続力というのも下がっています。
ですが、外国人労働者であれば、雇ってもらった会社では、ある程度しっかり働く上に、力もあるので、現場の作業を率先してくれる力となるのです。
(2)グローバル化に片足を突っ込めるというメリットもある
そして、他のメリットとしては、グローバル化にも片足を突っ込めるという、収穫が得られる点もあります。
外国人労働者といっても、1つの国籍だけでなく、様々な国籍の人を雇えば、それだけ多くの国の言語や考え方や視点が、企業に入り込んでくるわけです。
ですので、グローバルに会社を大きくしたいという場合には、こういった外国人労働者は、そのステップを築く大きな存在となります。
(3)外国人労働者を雇うデメリット
とは言っても、メリットがあればデメリットもあるということで、外国人労働者を雇うデメリットはと言うと、これはどの国においてもいえることですが、手間がかかるのです。
雇うこと自体は、何も手間はかかりませんが、ビザを取ること自体に、手間がかかるのですね。
日本人が、あまり、ビザという感覚がないのは、どこの国へでも観光ビザなしに旅行ができるからです。
特に、入国に厳しいアメリカも、日本人はビザ免除なので、観光ビザがあるという意識すらありません。
また、鎖国が長かった歴史もあり、外部の人を受け入れることに容易ではない日本で、外国人労働者のビザを得るのは、かなり大変です。
それは、例え、日本人と婚姻関係にあっても同様です。
そして、ビザを取る費用と時間も、それなりにかかるので、これがデメリットとなります。
(4)外国人労働者を雇うと、言葉の面でも問題が出てくる
また、外国人労働者を雇うと、言葉の面でも、当然、問題が出てきます。
日本人に対して、コミュニケーションをとるような感じでやっても、うまくコミュニケーションが取れないどころか、最悪、相手は怒りを感じて、辞めてしまうこともあります。
したがいまして、外国人労働者を雇うことには、非常にデリケートな問題が含まれるということであります。
いずれにしましても、物事には何にでもメリット、デメリットがあるのですから、その両方を考慮した上で、外国人労働者を雇うかどうか、決定されると良いでしょう。
特に、現代日本は、若年労働者が慢性的に不足しておりますから、メリット、デメリットを把握した上で、外国人労働者を雇うという選択肢も持っておいた方が良いでしょう。