日本人の4人に1人が、不妊症だと言われています。
そして、不妊治療を行っている方も、適齢期の女性であれば、周りに何人かいるので、珍しいことではなくなってきました。
そこで、不妊治療を検討している方に役立つ情報を、ここでは、お伝えいたしましょう。
不妊治療の1つであるタイミング法とは何か、それにそれにかかる費用など、具体的なことをお伝えしていきます。
(1)タイミング法とは、排卵日を予測し、予測日に合わせて性交するというもの
まず、タイミング法とは、排卵日を予測し、予測日に合わせて性交するというものです。
排卵された卵子の受精能力は、排卵後8~12時間と言われており、排卵してから、6時間前後に行為を行います。
こうすることで、妊娠率がアップするのです。
このタイミングは、医師によって指示を与えられます。
ちなみに、自然に排卵する方は良いですが、無排卵の方も中にはいますので、そういった方は、排卵誘発剤を用いて排卵させます。
(2)タイミング法は、半年を目途とし、回数的には6回
この方法を、どのくらい行えばよいのかと言うと、大体、半年を目途としているので、回数的には6回です。
半年間続けて、どうしても効果がなかったという方であれば、人工授精を考えても良いでしょう。
もちろん、たった1回で効果が出るという方もいるので、回数や、いつまで続けるかは、個人差があります。
(3)タイミング法の成功率は、3週期目までに試した方の4分の3以上が妊娠している
気になる成功率ですが、これも個人差はあります。
ですが、3週期目までに、これを試した方の4分の3以上が妊娠しており、5週期目まで行くと9割、つまり、ほとんどの方が妊娠しているのです。
ただし、これは年齢や病院によっても、大きく結果は異なります。
(4)タイミング法の費用は、1回につき、2,000円から2万円
1番気になる費用については、1回につき、2,000円から2万円ですが、通院回数や、薬代が発生した場合には、その費用も、また前後します。
この方法を聞いて、「あれ、これは昔あったオギノ式に近くない?」と感じた方も多いでしょう。
ベースはオギノ式で、基礎体温が上がったころが排卵期とされますが、これだけだと、かなりアバウトなのです。
病院へ行けば、超音波などを使って、あなたの排卵期をより正確に教えてくれるので、妊娠できる確率も高くなります。
(5)排卵チェッカーや排卵アプリを使う方法もある
できれば、そんなにお金をかけたくないというのであれば、例えば、アメリカに旅行に行った際、100円ショップのような場所には、排卵チェッカーが、1本100円程度で売られています。
それを大量購入して、排卵日をチェックするのもおすすめです。
また、排卵チェックができるアプリもあるので、それを使用すれば、基礎体温をつけずとも、大体の排卵日はわかります。
さらに、忘れてはいけないことが、タイミング法だけに頼らないことです。
体を温めること、健康な体にしておくこと、食事に気をつけること、ストレスをなくすことなど、赤ちゃんを受け入れやすい体にしておくことが、何よりも大切ですよ。