海外の人達と比較すると、日本人は、政治に関しては、非常に疎い国民です。
お隣、韓国の学生は、自分の国のGDPを把握していますし、つい数年前に起きた韓国での政治問題にも、真剣に考えて、デモ活動をしていた若者だって多いのです。
しかし、日本となれば、今の主要政党がどこであるか、いや、今の日本の首相が誰であるのかも知らない人がいるのが現状であります。
今は、日本には、「え、こんな政党いつできたの?」なんて思うような政党も増えていますが、日本共産党は昔からあり、「赤」という言葉で呼ばれることもありましたね。
また、学生運動の時の要ともなった政党です。
この記事では、そんな日本共産党の党員数や、その正体、支持率について、見ていきましょう。
(1)日本共産党の党員数は、約30万人もいる
「日本共産党の〇〇」と掲げた選挙ポスターを見たことがある方も多いでしょう。
2017年1月の時点で、日本共産党の党員数は、約30万人であると発表されました。
これを意外と少ないと思うのか、多いと思うのかは、人それぞれでしょうが、党員数ではなく、支持者を合わせれば、もっと多いです。
したがいまして、北朝鮮の情勢がよく伝えられている日本でも、社会主義を根幹とした思想を求めている人も少なくはないということが言えるかも知れません。
とはいえ、この数字は3年前と比べて、5,000人減少しています。
(2)赤旗新聞の読者は、3年前から11万人減少している
ちなみに、共産党の新聞として知られている赤旗新聞の読者は、3年前から11万人減少しています。
ですから、比較的、多くの人々が、色々な意味で、共産党離れしているということが言えます。
(3)そもそも、日本共産党とは何なのか?
そんな日本共産党とは、そもそも、何なのでしょうか。
多くの方が、関わりたくないとか、北朝鮮のような考えなのではないかと思っていることでしょう。
確かに、共産党は、左翼的な考えで、反自由主義経済や反資本主義を掲げており、こういったことを実現するために、昔は暴力にも及んだことは、学生運動の際に知られています。
元々は、誰もが平等に暮らすということをモットーにする思想を抱く政党ですが、それを実現するために、暴力を行うこともある危険な政党、そういった意識が一般の方にもあるようです。
そのため、日本共産党を支持する人は、他の政党よりも少ないですが、熱狂的な方多いので、結束力は強いと言えます。
また、時代とともに、日本共産党の方針や思想も、次第に時代に即したものに変わりつつあります。
(4)日本共産党の支持率は、2018年9月の時点で1.9%だった
そんな日本共産党の支持率はというと、2018年9月の時点で1.9%です。
少ないと思われるかもしれませんが、既存の政党の中でも今現在人気ランク4位ですから、恐るべき政党です。
しかし、どの政党も支持していない人が60%近くいるので、そこまで勢力はありませんが、あなどれないですし、日本を変える勢力となる可能性は、充分にあるということが言えます。