「平成最後の夏は災害だらけ」というフレーズが、インターネットやニュースなどでも見受けられました。
本当に、平成最後の夏は、1ヶ月弱の間に、様々な被害が全国各地で起こりましたよね。
北海道で大きな地震がありましたが、日本は地震大国ということで、昔から、関東大震災、阪神大震災、それに、東日本大震災以上の大地震が起こり得ると言われています。
想定されている巨大地震が、南海トラフと呼ばれていますが、これは一体、どこの場所を指しているのでしょうか?
そして、既に、阪神大震災を経験した大阪は、安全なのでしょうか。
(1)南海トラフとは、深さ約4000メートルの海底のくぼみ(トラフ)のこと
南海トラフ巨大地震の場所は、深さが約4000メートルの海底のくぼみ(トラフ)のことを指し、静岡県の駿河湾から九州東方沖まで続くので、かなり長距離となります。
ということで、当然、大阪も、この南海トラフの範囲に入ります。
そのため、かなりの被災者が出ることは必至となり、今、現在、想定されている死者数が32万人となっています。
すなわち、大阪も安全ではないということであります。
(2)富士山が、南海トラフ大地震で噴火する可能性がある
また、忘れてはいけないのが、静岡県には富士山があるということです。
これは火山ですから、南海トラフ大地震が起こることで、地底にあるマグマが反応して噴火することもあり得ます。
(3)南海トラフ大地震が起こると、火事が多発する
他にも、関東大震災のように、ちょうどお昼の時間などに地震が起これば、ガスを使っている家庭も多くなるので、火事が起こります。
そうなると、被災者の数は、さらに多くなることが、容易に想像されます。
(4)南海トラフ巨大地震で影響が出る都道府県
日本の主要都市である東京、大阪や京都、それに福岡もこの地域に含まれているということは、日本の経済的な損害も非常に大きくなり、その額はなんと200兆円以上にものぼると言われています。
特に、南海トラフ巨大地震で影響が出る都道府県を、ここでご紹介しておきましょう。
トップは、もちろん震源地ともなる静岡県です。
11万人近くの死者が出ると想定されているので、ここだけで、今までの日本で起きた大震災以上の死者が出るということです。
次が、和歌山県で8万人、高知県で約5万人、三重県や宮崎県では4万人以上の死者が出ることが予想されています。
(5)それ以外の県に住んでいても被害は免れない
これらの県は、数万人単位での死者が発生するとみられていますが、それ以外の県でも、数百人から数千人単位で死者が出る予想となっているので、これらの県に住んでいないから大丈夫だと安心はできないのです。
いざ地震が来たら、パニックになって、用意しておいた避難グッズだって、頭から抜けてしまうでしょう。
そうならないためにも、こういった状況に見舞われた場合を想定して、普段から避難経路を確認しておき、いざ災害が起きたら冷静に行動できるように、色々と準備しておく必要がありますね。
もちろん、食料と水の備蓄も大変重要となります。