現在の日本の成人式は、毎年1月の第2月曜日に行われます。
地方によっては、夏休みに帰ってくる若者が多いため、夏休みに式が行われることもあります。
かつては、1月15日と決まっていましたが、時代によって、成人式というものも、変わってきています。
そんな成人式ですが、成人式のお祝い金額は、一体いくらくらいが相場で、のし袋はどんなものを選び、どのように書けばいいのでしょうか?
あげる方からすると、結構、悩むところですので、今回は、この記事で色々とご紹介いたします。
(1)成人式のお祝い金額の相場は、いくらくらい?
成人式のお祝いと一口に言っても、その人との間柄によっても、値段が違ってきます。
一般的に、成人式を迎える子供が、「自分の子供」の場合には、1万円から5万円くらいと言われています。
また、「孫」の場合には、1万円から10万円くらい、「甥や姪」の場合には、1万円から3万円くらいと言われています。
さらには、年の離れた兄が、成人式を迎える弟や妹が成人式を迎えてお祝いをあげるような場合には、1万円から3万円くらいが相場です。
それ以外の親戚や知人などの場合には、5千円から2万円くらいのことが多いようです。
(2)成人式のお祝い金額は、あくまでも気持ちの問題
成人式のお祝いは、あくまでも気持ちの問題なので、絶対にあげないといけない金額などは、ありません。
余裕がない方は、もちろん、少ない金額でも、かまわないと思います。
知人のお子さんにあげるような場合には、相手に気を使わせないような額にするような方も多いです。
(3)成人式のお祝いは、お金でなくプレゼントでも良い
また、お金であげる場合もあれば、相手の好みが分かるようであれば、記念に残りそうなものを選んで、プレゼントするのも良いでしょう。
たとえば、スーツやネクタイ、ハンドバッグ、真珠のネックレス、万年筆など、大人になってから役に立つようなプレゼントがいいですね。
控えめなお祝い金プラス、何か喜びそうなプレゼントというようなパターンもあります。
成人式を迎える前日までには、渡すようにしたいところです。
遠いところであれば、前もって送っておきましょう。
(4)成人式のお祝いの「のし袋」の選び方は?
さて、現金をあげる場合には、のし袋も必要です。
漢字では、「熨斗袋」と書きます。
近しい間柄だったとしても、マナーとして、適切な「のし袋」に入れるようにしましょう。
また、のし袋を買いに行ったときに、色々なものがあって、迷ってしまいますよね。
成人式のお祝いのご祝儀を入れる「のし袋」は、のし付きの紅白の水引、蝶結びの祝儀袋を選びましょう。
紅白の水引でも、蝶結びではないものもありますが、何度きても良いようなめでたいお祝い事には、蝶結びが選ばれることが多いです。
(5)成人式のお祝いの「のし袋」の書き方は?
表書きは、「祝成人」「成人お祝い」や、「祝御成人」、「御成人御祝」、「賀成人式」などと書いておくと良いでしょう。
表書きの下に、自分の名前を書きます。
夫婦連名の場合は、右側に夫の氏名を書き、左に妻の名前を書くと良いでしょう。
内袋には、表側に縦書きで、もし一万円をあげるようであれば「金壱萬円也」と書きます。
数字は、旧字を使うことが慣習となっていますね。
まあ、いずれは、時代とともに、旧字を使うこともなくなっていくでしょうが、今のところは、旧字を使っておいた方が無難です。
内袋の裏には、「金壱萬円」そして「郵便番号」や「住所」、「氏名」を書いておきましょう。