アイルランドの首都ダブリンの近郊、ウィックロー県にあるグレンダロッホは、アイルランド語で「2つの湖のある谷」という意味があります。
その名前の通り、渓谷に大きな湖がある場所なのですが、大聖堂や修道院もあり、当時の僧侶達がどんな生活をしていたのか、想像できる良いところです。
とても静かな所ですので、遺跡の雰囲気を楽しんでいただきたいと思います。
この記事では、グレンダロッホのジン、ウイスキーの特徴と、聖ケヴィン教会について、ご紹介いたします。
(1)グレンダロッホのジン、ウイスキーの特徴は?
アイルランドと言えば、アイリッシュパブと言われるほど、パブが世界的に有名ですよね。
アイルランドの人達は、人種や性別、世代を超えて、他者と積極的に関わろうとする気質を持っています。
そのため、アイリッシュパブでも、なごやかで楽しく接してくれますし、嬉しい気分になれます。
また、アイルランドには、グレンダロッホ蒸溜所があり、ジンやウイスキーで注目されています。
グレンダロッホ蒸溜所は、とても小さな蒸溜所なのですが、現在も、脈々と蒸溜を続けています。
特に、「ワイルドボタニカルジン」が、原料・製法に徹底的にこだわって作られておりますから、ぜひ、一度、味わっていただきたいと思います。
さらには、アイリッシュウィスキーも世界的に有名となっていますが、グレンダロッホでは、ウイスキーも生産しています。
アイルランドでは、ブレンデッドのアイリッシュウイスキーが、飲みやすくて、おすすめとなります。
また、「ジェムソン」というアイリッシュウイスキーが、世界で最も売れていると言われていますから、こちらもぜひ、飲んでいただきたいところです。
(2)グレンダロッホの聖ケヴィン教会とは?
グレンダロッホには、6世紀に聖ケヴィンにより建てられた修道院と聖ケヴィン教会があり、世界的に有名です。
その建築様式は、シンプルながら精巧な石造りで、修道院たちが暮らしていた家や、跡地などが、比較的、保存の良い状態で残されています。
中でも目を引くのが、30メートル以上もの高さがあるラウンド・タワーと呼ばれる円塔です。
中世の時代、アイルランドは、バイキング達が押し寄せ、奪略などが度々起こったのですが、ここグレンダロッホも例外ではなかったようです。
そのため、外敵から身を守るために、この塔が築かれたと言われています。
しかし、この塔には、不思議なことに、ほとんど人が入れるような場所はなく、小さな窓があるだけで、どうやって中に入っていたのかは謎なようです。
(3)グレンダロッホは観光バスで行くことができる
グレンダロッホは、観光バスなどで行くことができ、観光ツアーの一部として組み込まれていることが多いです。
周囲は緑が溢れていて、その中で、突然、ひっそりと隠れるように眠る遺跡群を見ると、とてもわくわくした気分になりますよ。
また、この遺跡群以外にも、2つの池を見ることも、お勧めします。
歩いていける範囲内にあるので、ちょっとしたハイキングを楽しみながら、美しい光景を満喫することができます。
放牧されている羊を見かけることなどもあり、のんびりとした静けさを楽しむのもいいでしょう。