ニーアレプリカントというゲームに興味のある方は、レプリカントの意味と語源を知りたいと考えているかと思います。
また、エミールって何なのか、ニーアレプリカントをプレイしていない人にとっては、疑問であるかと思います。
そこで、この記事では、レプリカントの意味と語源、そして、ニーアのエミールについて、解説していきたいと思います。
(1)レプリカントの意味と語源は?
レプリカント(replicant) は、英語ではなく、英語の「レプリカ」から派生した造語であり、「複製」という意味を持っています。
「ブレードランナー」という映画もありましたが、この映画では、「遺伝子工学によって生み出された人造人間」という意味を持っていましたね。
しかしながら、ニーアレプリカントでは、「封印されている人間の魂を入れて復活させる器」という意味で、レプリカントという言葉が使われています。
実は、ニーアレプリカントでは、レプリカントという言葉に、非常に壮大なストーリーが込められています。
(2)ゲシュタルト計画とレプリカント
ニーアの世界では、白塩化症候群という不治の病が蔓延していたのですが、この病は、人類を滅亡させるほどの脅威となっていました。
そこで、人類滅亡を防止するため、人類は、魔法で人体から魂を抜き出す「ゲシュタルト化」の技術を生み出しました。
また、「ゲシュタルト化」した魂を、レプリカントと呼ばれる仮の器であるレプリカント体に移し、人類を存続させようとしたのが、ゲシュタルト計画でした。
ちなみに、ゲシュタルト計画は完全にうまくいったわけではなく、自我が崩壊し凶暴化したゲシュタルト体を多数生み出しました。
それらの凶暴化したゲシュタルト体は、マモノとなってしまいました。
(3)ニーアのエミールとは?
エミールにつきましては、ニーアレプリカントに出てくる不気味なガイコツです。
でも、声は結構かわいいので、違和感を感じる人も多いでしょう。
実は、エミールは、もともとは、南平原にある洋館に執事と二人で住む少年でした。
ただし、普通の少年ではなく、見たモノを石に変える目の力を持っていたため、目隠しをして生活していました。
しかしながら、双子の姉ハルアと共に、スノウホワイト計画の実験体とされてしまったのです。
でも、姉は実験兵器となった後に暴走してしまいましたので、それを止めるべく、エミールは石化能力を持つ兵器へと改造されてしまいました。
また、ニーアレプリカントの登場人物であるカイネの石化を解くために、姉の力を吸収し、その時に、骸骨のような風貌になってしまったのですね。
ですから、ぱっと見た目が骸骨だからと言って、ただのモンスターだと判断してはいけません。
もともとは、見たモノを石に変える目の力を持ってはいたもの、普通の少年だったことを考えながら、ゲーム内でも接する必要があります。
(4)エミールはニーアオートマタにも少しだけ登場する
また、エミールは、ニーアオートマタにも、少しだけ登場するキャラクターです。
前作ニーアレプリカントでは、メインストーリーを彩る大きな役割でしたが、ニーアオートマタでは、脇役であり、マスコットキャラクターになっています。
ニーアオートマタでは、途中、頭の骸骨だけの姿で登場したり、色んな商品を販売している商人としても登場し、陽気な歌を歌いながら走り回っています。
もし、ニーアオートマタからプレイされた場合は、「なんだ?この骸骨は?」という印象で終わってしまうでしょう。
でも、それでは、もったいないので、前作のニーアレプリカントもプレイして、ぜひ、その悲しく深いストーリーを味わってみるべきです。