北海道の歴史を語るネーミングともいえる、日本人の大好きな漬物の1つが、松前漬けではないでしょうか。
いわゆる「漬物」の領域を超えたもので、ご飯やお酒のお供として、よく用いられる食材でもありますよね。
そんな松前漬けとは、一体どういったものなのか、そして、松前漬けのたれは、どのようにして作るのか、全国の松前漬けファン必見の内容となっています。
(1)日本の郷土料理の1つとされているのが松前漬け
松前漬けとは、そもそも、今の北海道が松前(松前藩が管轄する地域であった)と呼ばれていたことから由来する名前です。
ちなみに、一応、北海道は日本の領地とされていましたが、日本の一部に受け入れられたのは、本当に最近なのです。
そんな北海道で作られた漬物というよりは、日本の郷土料理の1つとされているのが、松前漬けです。
(2)北海道は、昔は蝦夷地と言われていたことがある
北海道と今は言いますが、歴史に詳しい方は、昔は蝦夷地と言っていたのを知っているでしょう。
また、この地域を松前藩が治めており、長崎のように、治外法権が働いていたことをご存知でしょう。
アイヌとの交渉をこの蝦夷地では許可されており、毛皮などの物産を交渉によって手に入れることができています。
なお、アイヌは、今では差別用語とされていますが、以前は外国人として扱われていました。
(3)松前漬けのたれは、どのようにして作るのか
さて、誰もがご飯のお供にしたい松前漬けの肝心のたれは、どのようにして作るのでしょうか。
ここでは、たれの作り方というよりも、松前漬けの作り方を、ご紹介いたしましょう。
まず、乾燥したスルメと昆布を用意し、濡れ布巾で拭いて、埃を拭い取ります。
それらをはさみで細切りにし、数の子は小さく切って、人参や生姜を、さらに細くカットして、酒・醤油・みりんを煮立てて、冷ました所にこれらを漬けます。
お好みで、鷹の爪などをあわせて混ぜ合わせて、1週間ほど冷蔵庫に寝かせるのですが、そこまで待てないのであれば、それ以前に食べても問題ありません。
ただし、漬ければ漬けるほど、漬物ですから味は増してきます。
(4)松前漬けで使われる食材は、常用食や正月に使われるものが多い
あえて松前漬けを作るのではなく、松前漬けで使われる食材は、常用食や正月に使われるものが多いです。
したがいまして、正月の時期の「リメイク食材」として、松前漬けにすることもおすすめです。
そうすれば、栄養価の高い食品が、正月以降も食べられますし、正月に残った食材を効率的に使うことができるのでおすすめです。
(5)松前漬けは、おせちの残りで別のメニューを作る際に使える
松前漬けは、何も北海道旅行のお土産だけとは限らず、あなた自身も、おせちの残りで別のメニューを作る際に使える料理なのです。
こちらをぜひ参考にして、日頃の食卓に、ご飯の進む松前漬けを取り入れてみてください。