海外に旅行する際に、昔は、ビザが必要な時代もありました。
また、その後、殆どの国で、ノービザの時代が続きました。
でも、度重なるテロなどのせいで、近年からESTAの制度が必須になりました。
そして、ESTAについては、海外旅行をする方なら、知っておかないとならないことの一つになりました。
では、ESTAとは何なのか、申請方法と時間、公式サイトの確認&続行ボタン、確認と印刷方法について、解説していきます。
(1)ESTAとは何なのか?
ESTA(電子渡航認証)は、事前にある程度の情報を旅先の国側に知らせておく、というシステムです。
このシステムのメリットとしましては、短期滞在なら、これまでどおり、ビザは必要がないということです。
また、ノービザ時代に必要だった、飛行機の中で書く書類が不必要になったということです。
さらには、相手国入国の際のチェックも、ESTAでの情報がすでに入っていますので、簡略化されました。
(2)ESTAの申請方法と時間
ESTAは、どうやって申請すればよいのかといいますと、ESTA申請公式サイトで申請するということになります。
●ESTA申請公式サイト
https://esta.cbp.dhs.gov/esta/application.html?execution=e2s1
画面の指示にしたがい、必要情報を入力します。
そして、請求される金額の支払い(クレジットカードでOK)を済ませれば、自動的にパスポートに入力されます。
現在、費用は14ドルですので、およそ1,500円くらいとお考えいただくと良いでしょう。
なお、現時点でESTAが必要な国は、アメリカ、カナダ、オーストラリアの3か国です。
ちなみに、ほとんどのクレジットカードが使用可ですが、JCBカードでは受付されないことがありますので、ご注意ください。
Visaカードであれば、問題なく受け付けてもらえます。
なお、ESTAの申請様式の推定平均記入時間は、およそ23分とされています。
ですから、ESTA申請には、30分~1時間くらいの時間を見ておけば良いかと思います。
(3)ESTAの公式サイトの確認&続行ボタンは?
ESTAは、ちょっとひと手間が面倒かもしれませんが、このおかげで入国審査の時間が短縮されたのも事実です。
ちなみに、ESTA申請の公式サイトは、下記URLとなります。
●ESTA申請公式サイト
https://esta.cbp.dhs.gov/esta/application.html?execution=e2s1
なお、1人分の申請であれば「個人による申請」を選択します。
複数人を申請する場合は「グループによる申請」を選択します。
グループによる申請の場合、入力作業を行うグループ申請代表者が、全員分の申請費用の決済まで、全て行うという流れとなります。
途中、セキュリティに関する通告が表示されますので、内容をよく確認の上、「確認&続行」ボタンを押してください。
(4)ESTAの確認と印刷方法は?
ESTAを申請すると、審査結果は、ほとんどすぐに出ますので、ここで承認されれば、問題なく相手国に入国できるということです。
申請番号や有効期限が表示されますので、このページはしっかりと、プリンターで印刷しておきましょう。
また、申請後に申請状況を確認したい場合は、ESTA申請公式サイトのトップページで、「既存の申請内容を確認」ボタンを押してください。
●ESTA申請公式サイト
https://esta.cbp.dhs.gov/esta/application.html?execution=e2s1
そして、個人申請なのか、グループ申請なのかを選択してください。
後は、パスポート番号、生年月日、申請番号を入力すれば、申請状況を確認することができます。
確認できた画面も、念のため、パソコンに接続しているプリンターで印刷しておきましょう。
(5)大手旅行会社やツアーの場合は、ESTAの説明がある
ちなみに、ESTAにつきましては、ツアーだったり大手の旅行会社のカウンターなどで手続きした個人旅行の場合、旅行会社から説明があります。
しかしながら、ネットなどで格安のツアーや、航空機だけとか航空機とホテルだけの予約をした時には、説明がないこともありますので、注意してください。
(6)ESTA申請を忘れると入国の際に門前払いされる
ESTAの制度を知らずに出かけた人が、相手国入国の際に門前払いを食わされたという出来事が、実際にあったと聞きます。
門前払いを食わされたら、泣くに泣けないことになりますので、しっかりと準備しておきましょう。
「アメリカ、カナダ、オーストラリアに行くには、ESTAが必要!」と覚えておいてください。