【2021年】温帯低気圧とは、わかりやすく言うと何なのか?

台風が多い今日この頃ですが、台風が過ぎ去ったあとによく、「台風が温帯低気圧に変わりました」と気象情報などで言っているのを聞きますね。

台風が行ってしまった後でよく聞く言葉なので、もう台風が過ぎ去って大丈夫なのかなとほっとするという人も多いのではないでしょうか。

よく聞く言葉ではありますが、「温帯低気圧」とはいったいどういうものなのでしょうか。

 

(1)「温帯低気圧」は、重い寒気が下方へと移動する際に発達する

「温帯低気圧」は、相対的に軽い暖気が上方へ、重い寒気が下方へと移動する際に解放される位置エネルギーによって発達する低気圧のことです。

ちょっと、わかりにくいかもしれませんので、もう少し詳しく説明しようと思います。

「台風」が「温帯低気圧」に変わることが多いようですが、まずは、「台風」と「温帯低気圧」はそもそもどう違うのか、違いを比較しながら見ていきましょう。

 

(2)「台風」とは、そもそもどういうものなのか?

「台風」は、一般的に、日本近海では、南の方の海で発達し、北上して日本列島に近づいてくることが多いですよね。

大抵は西から東へと移動することが多いのですが、2018年の台風のように、まれに東から西へと逆走するようなものもあります。

台風は、海面が暖かくなったときに、その暖かい空気が集まってできてきます。

ですから、台風が比較的多い季節や年は、海面が暖かくなっていることが多いようです。

海面は、台風ができるために必要な水蒸気がたくさんあることもあり、暖かい海面で台風が発生しやすいのです。

 

(3)「温帯低気圧」は、そもそもどういうものなのか?

一方、「温帯低気圧」は、暖かい空気が軽いため上方へ行って、冷たい空気は重いので、下へ行くときに位置が入れ替わることによって出てくるエネルギーで発達します。

南から来る暖かい台風が、日本列島を通り越したあたりで、北の方から冷たい空気とぶつかり、空気の上下が入れ替わるというわけです。

ですから、北からの冷たい空気があれば、台風は温帯低気圧になる可能性が高いです。

 

(4)温帯低気圧になったからといって油断は禁物

ただ、温帯低気圧になったからといって、油断は禁物です。

台風が完全に消えてしまったというわけではなく、また、低気圧として再発達して出てくることも少なくないようです。

特に、近頃は、熱中症で多くの人が搬送されたり、台風の逆走などもあるような異常気象ですから、台風の季節は常にアンテナを張って、強風などに備えておくことが望ましいでしょう。