今までは画面が大きいと、細かい線が見えたり、動きがやや鈍かったりしましたが、4Kテレビが普及してきたことによって、それが回避されましたよね。
ですが、この時に問題となってくるのが、テレビとのHDMIケーブルでの接続方法です。
では、HDMIケーブルが4K対応のものかどうか、その違いと見分け方はどのようにすればよいのでしょうか。
(1)HDMIケーブルはデジタル家電のインタフェース標準規格
そもそも、HDMIケーブルとは、映像や音声をデジタル信号で伝えるデジタル家電のためのインタフェースの標準規格のことを指します。
いくつかのHDMIケーブルの種類があり、HDMI1.4ケーブルは伝送速度10.2Gbpsで3D映像に対応するものとなっています。
そして、HDMI2.0ケーブルは伝送速度18Gbpsで、HDRにも対応します。
「HDR」(ハイダイナミックレンジ)につきましては、4Kや8Kを超えるほどに圧倒的なリアル感を持つ映像技術であります。
(2)4K対応のプレミアムHDMIケーブル認証が始まった
ついに、2015年頃から、4K/Ultra HD伝送に対応したHDMIケーブルである、プレミアムHDMIケーブル認証が始まりました。
これは、HDMI 2.0と同じようなものですが、「Premium High Speed HDMI Cables」と書かれ、4K対応となります。
また、HDMI2.1ケーブルにつきましては、2017年1月4日以降に発表されたHDMI規格で、8Kまで対応が可能となっています。
つまり、これらのHDMIケーブルを選ぶことで4K対応になっており、スピードなども違和感を感じることなくテレビを見ることができるというわけです。
(3)4K対応HDMIケーブルには「Premium High Speed HDMI Cables」のロゴがある
4Kコンテンツを高画質・高音質でフルに楽しむためには、プレミアムHDMIケーブルを利用すると良いでしょう。
プレミアムHDMIケーブルは、通信速度18Gbps、4Kに対応したHDMIケーブルのことです。
PS4 Proなどで4Kコンテンツを楽しみたい場合は、プレミアムハイスピード対応のケーブルを選ぶようにしましょう。
「Premium High Speed HDMI Cables」とロゴが書かれているかどうかで、4K対応かどうかを見分ければよいということです。
(4)4Kテレビを購入したら、HDMIケーブルについて店員さんに相談しよう
ただし、場合によっては、あなたが選んだケーブルが4Kテレビに合わないこともあります。
そうならないためにも、4Kのテレビを購入してHDMIケーブルをつながなければいけないとなった際には、電気屋の店員さんに、どのHDMIケーブルがそのテレビには良いか、相談するようにしましょう。
(5)アメリカでも4K対応の大画面テレビが増えている
ちなみに、余談ではありますが、アメリカの家は1軒1軒が大きくて、一軒家の場合は、リビングだけで日本の都内の一軒家の1階部分がすっぽり収まるような広さの家があります。
そんなリビングにつきものといえば、大型テレビですが、そもそも家自体が大きいので、日本でよく愛用されているような42インチ型くらいのテレビだと小さくて見づらいです。
そこで、アメリカの一軒家では、65インチ型のテレビが、一般的によく置かれています。
しかも、このテレビもどんどん大きくなってきて、今や80インチのものもホールセールショップなどでは大量に見かけ、4K対応が増えています。
日本もアメリカも、4K対応、8K対応が、いよいよ主流となってきそうな予感がしますよね。