梅雨のジメジメとした時期に、爽やかに、色とりどりで華やかに咲く紫陽花(アジサイ)の花って、綺麗ですよね。
梅雨空のどんよりとした鬱陶しさを吹き飛ばしてくれる花でもありますね。
同じ花でも、土の酸性度などによって、青っぽくなったり、赤っぽくなったりと、色が変わるところも魅力的です。
庭に植えてあるという方も、多いのではないでしょうか。
綺麗な花を咲かせてくれますから、増やしたいなと思っておられる方も、少なくないことでしょう。
今回は、そんな紫陽花(アジサイ)の挿し木の時期と方法について、ご紹介いたします。
(1)紫陽花(アジサイ)は挿し木して簡単に増やすことができる
紫陽花(アジサイ)は、挿し木できますから、簡単に増やすことができます。
剪定時期が、紫陽花(アジサイ)の場合は花が咲き終えた後の、6月から9月くらいの間なので、このときに切り落とした枝が、挿し木するものとして再利用できます。
剪定のときに注意したいのが、剪定の時期です。
10月以降になると、翌年のために、花芽が出てきますので、この花芽を切り落としてしまわないようにしましょう。
花芽がついた枝をたくさん切り落としてしまうと、翌年、花を咲かせてくれないことがありますので、注意したいものです。
(2)紫陽花(アジサイ)の挿し木の時期と方法は?
さて、挿し木の方法は、簡単です。
まず、時期としては、5月、6月、7月、9月あたりが、適しています。
特に6月頃は、日照時間も長く、湿度も適度にありますので、おすすめです。
剪定した枝などを、15㎝くらいに切ります。
ついている葉は、2~3枚だけ残します。
たくさんついている場合には、葉を切り落としましょう。
枝の切り口はカッターナイフで斜めに切り、1時間ほど、水につけて水あげしておきます。
土は、鹿沼土、パーライト、パーミュライト、ピートモスなどが良いでしょう。
それを平たい容器に入れ、さきほどの枝を、切り口から3㎝ほど挿します。
(3)直射日光が当たらない明るめの日陰に置いておく
夏場ですと、土がカラカラになって、乾燥気味になってしまいますから、できれば、直射日光が当たらないような、明るめの日陰に置いておきましょう。
適度に水やりをしながら、1ヶ月くらいしたら根が生えてきますから、鉢などに植え替えてあげましょう。
水分が不足すると、根が出にくいので、水を切らさないように注意しましょう。
(4)植物成長調整剤と品種登録について
このようにしていても、根が全然出ないような場合には、植物成長調整剤がいろいろと市販されていますから、このようなものを利用して、発根を促進すると良いですね。
品種登録されている紫陽花(アジサイ)は、一般的には、増やしたり販売してはいけないことになっていますから、注意しましょう。
お気に入りの紫陽花(アジサイ)を、楽しみながら、増やしてみてはいかがでしょうか。