日本語は、世界の言語と比べても、かなりの単語数がありますし、ちょっとした言い回しとして、よく使われる言葉なども、たくさん存在しますよね。
その中の1つ「余儀なくされる」という言葉も、よくとは言わないまでも、たまに使う言葉の1つではないでしょうか。
そんな「余儀なくされる」の意味とは何か、そして、それの類語は何が当てはまるのか、例文と一緒に、ご紹介していきたいと思います。
(1)「余儀なくされる」という言葉の意味
よく、あなたが「余儀なくされる」という言葉を使う際には、次のような文章になりませんか。
「本当はこんな仕事したくなかったけど、それをやることを余儀なくされたんだよ」という文章ですね。
ここからも分かるように、「余儀なくされる」という言葉の意味は、それをせざる う得ないとか、やむを得ない状況である状態を指します。
つまり、他には選択肢がないから、それをするしかないということを指す言葉となります。
そもそも、「余儀」という言葉の意味は、別(他)の方法という意味があり、「余儀なくされる」は「他に方法がない」ということになるのです。
(2)「余儀なくされる」という言葉を使った例文
他にも、例文はありますが、例えば、「妥協を余儀なくされる」なんていう言葉は、よく聞きます。
他には、どうしても終わらせなければならない仕事があるのに、システムメンテナンスなどで、「仕事の停止を余儀なくされる」なんて表現もできます。
こんな状況はよくあることなので、この言葉を使った例文は、バリエーション豊かで、あなたもよく耳にしたり、無意識に使っているはずです。
(3)「余儀なくされる」という言葉の類義について
では、この「余儀なくされる」という言葉には、どんな類義(同義)語があるのかをここで見ておきましょう。
これは、先ほどご紹介したような「~せざるを得ない」とか、「やむを得ない」、それに「選択の余地はない」などが挙げられます。
(4)英語では「余儀なくされる」はどのように言うのか
英語などでも、こういった言葉はよく使われることで、「余儀なくされる」と同じように使われていて、よく耳にする、口にする文章があります。
それが、「I just have to do that(ただそれをやらなきゃいけないの)」です。
例えば、「仕事に行きたくないけどそれを余儀なくされる」というフレーズであれば、「I don’t wanna go to work,but I have to go(have to do thatでもOKです)」と言います。
普段よく使う言葉であっても、改めて意味を聞かれると、何とも説明できないなんてことはよくありますが、これであなたも「余儀なくされる」という言葉に関しては、バッチリですよね。