【2022年】戦没者の意味と定義は?英語では何と言うの?

私たちの世代となると、戦争が残酷なことは分かっていても、実際に、その恐怖と辛さを体験したことがないので、どうも遠い存在に感じます。

幸い、日本は、もう戦争はしないということが憲法で決まっていますので、日本にいる限り、今の所、戦争を経験することはないでしょう。

ちなみに、この恒久平和をうたっている国は、実は日本だけでなく、メキシコなどでも採用されています。

でも、世界では、戦争がない日なんてありませんから、悲しいことですが、毎日のように、どこかの国で「戦没者」が出ていますよね。

では、この戦没者というのは、実際、どういう意味で、どんな定義を持っているのか、そして、英語では、どのような言葉で言うのかをご紹介していきたいと思います。

 

(1)戦没者という言葉の意味と定義、政府の認定

まずは、戦没者という意味ですが、あなたも何となく分かると思いますが、これは「戦争で亡くなった方」のことを指します。

ただし、戦争で亡くなった一般市民を指すのではなく、「戦争で亡くなった兵士」のことを指します。

ここで言う「兵士」とは、軍に属する人、アメリカでいう所のアーミーやネイビーです。

つまり、戦地へ行って戦って亡くなった兵士のみを戦没者、もしくは、戦死者と言います。

これをどうやって認定するかというと、公に戦争で亡くなった(戦死・戦没)と政府などから認められた場合にのみ、このように戦没者といわれます。

しかし、ここでも細かい違いがあり、戦争のための訓練などで兵士が亡くなった場合や戦争中に病気にかかって亡くなった兵士、こういった場合は戦没者とはされません。

こういった場合は、事故死や病死として認定されるのですね。

 

(2)英語圏では戦没者を何と呼ぶのか?

アメリカやヨーロッパは戦争を繰り返したきた国々であり、アメリカは、戦争に兵士を派遣することで国を潤しています。

そんな英語圏で、戦没者を何と言うのかというと、「a fallen soldier(1人の戦没者という感覚)」「the war dead(ある戦争での戦没者全体を指す)」と言います。

「war victim(戦争の犠牲者)」などと使っても通じるはずですが、この場合は、兵士のみでなく、一般人の戦争での死者のことも指すことになります。

こんな単語の意味なんて、そもそも世界が平和であれば、知る必要もなければ、存在する必要もありません。

ですが、残念なことに、世界の国々では、このような言葉が毎日のように飛び交っている状態です。

そこで、ご紹介した英単語と一緒に、戦没者の意義や定義を覚えておくと、海外でニュースを見る際にも参考にしていただけるはずです。