友人や知人の結婚式や披露宴と、親戚の結婚は、かなり立場が異なりますよね。
そうなってくると、礼儀やマナーに厳しい日本では、ちょっと戸惑ってしまう方も多いと思います。
そこで、ここでは基本的な親戚の結婚式と披露宴の際の注意点をご紹介していきましょう。
(1)結婚相手のご家族に対する態度
まずは、家族のどの立場であってもいえることが、結婚相手のご家族に対して迷惑の掛からない態度をとるというのは基本です。
すべての人に対して、新郎新婦を含めた家族のお披露目である結婚式・披露宴ですから、家族のために来てくださった方々に「この度はご足労いただきありがとうございます」とか、「いつも〇〇(新郎か新婦の名前など)がお世話になっています」と、お酌をしながら挨拶していきましょう。
両家のご両親は、特に挨拶やお酌を1人1人やったり、ちょっとした会話をゲストとしなければいけないなど、大変な役目を果たします。
ですので、新郎新婦の兄弟である方たちが、それをサポートするようにすることを意識しましょう。
(2)新郎新婦とそのご家族や親戚への注意と服装について
そして、結婚式と披露宴は服装の点でも呼ばれる側もそうですが、呼んでいる新郎新婦とそのご家族や親戚も注意しなければいけませんよね。
ご両親の場合には、相手のご両親と同じような服装(和装か洋装か)で統一することを事前に打ち合わせしておきましょう。
新郎新婦の兄弟であれば、学生なら学生服で良いですし、社会人となれば、男性はいつも通りスーツで良いです。
女性は、落ち着いたフォーマルな服装(着物や振袖ももちろんOKです)をしましょう。
例えば、私の場合は、いとこの結婚式でしたが、ちょうど20歳を目前にするということもあり、振袖を着て参列しました。
和服というだけで見映えも良く、しっかりとした感じがでるので、兄弟などもっと近い存在であれば、尚更、好印象を抱きます。
(3)親戚の結婚式のご祝儀はいくらが相場なの?
さらに、気になるのは、ご祝儀ですよね。
その相場についても、知っておきましょう。
ご両親の場合は、10万円程が相場ですが、ご両親が多くあげすぎてしまうと、親戚もそれに合わせて多く払わなければいけないと感じる方もいますので、大体このくらいを目安にしましょう。
ご両親は現金ではなく、これから2人が生活していくために必要なモノである家具などをプレゼントするというのもよくあるケースです。
そして、兄弟であれば、年齢にもよりますが、大体3~5万円、もしあなたが3人兄弟で主役が真ん中であなたが上、そして、主役の下に兄弟がいるなら、3番目の兄弟よりもご祝儀は多くするのも一般的です。
同じ呼ばれる立場ではあっても、親戚と友人では全く異なります。
親戚やご家族の結婚式や披露宴に参列される際には、上記のような点に注意していただけると良いでしょう。