「あなたの今日のコーデ完璧じゃん!」なんて、友達のファッションを見て話したり、インスタグラムなどに「今日のコーデ」として紹介している方も、たくさんいますよね。
その「コーデ」とは、ご存知、「コーディネート」の略で、もちろん、英語では、そんなフレーズはなく、略語を得意とする日本でのみ、使われている言葉です。
では、このコーディネートの英語での意味はどういったものなのか、そして、コーディネーターの意味についても見ていきましょう。
(1)英語の「Coordinate」も、日本で使うコーディネートの意味と同じ
まず、英語でも「Coordinate」という単語として使われていますし、意味も日本で使うコーディネートの意味と同じものを指します。
しかし、「今日のコーデ、いいね」という時に、「Today’s your coordinate is good」というのは、耳にすることはありません。
服装のことは「outfit」と言います。
最近では、SNSなどのハッシュタグに、この単語(#ootdが良い例です)が使われていますから、 おそらく、普段から使っている方も多いでしょう。
なので、「今日のコーデはいいね」なんて言う時には「I like your outfit」と、言います(わざわざ「今日の」とは言いません)。
英語圏では、コーディネートという言葉をファッションに対して使わないことが、お分かりいただけると思います。
(2)コーデという言葉は、日本人が使いやすく変えたものである
では、コーディネートという言葉には、結局のところ、どのような意味があるのか。
コーディネートというのは、インテリアやファッションにおける色やパターン、それに素材やフォルムといったものが、バランスよく組み合わさるようにすることを指します。
まさに、日本の「今日のコーデいいね」という言葉がしっくり当てはまる意味だと思いませんか。
日本人は、英語を感覚でつかむというタイプではなく、しっかりといいたいことを意味する単語を当てはめる傾向が強いので、こんな言葉が生まれたのかもしれません。
(3)コーディネートする人のことをコーディネーターと言う
また、何かをコーディネートする人のことをコーディネーターと言いますよね。
ファッションコーディネーターやスタジオコーディネーター、イベントコーディネーターなど、様々な「コーディネーター」がいます。
これもコーディネートの意味と同じで、様々なことを調整したり、統一する、そういった役目を果たす人のことを指します。
たしかに、ファッションコーディネーターは、シーンやその人の雰囲気に合わせたファッションをコーディネートします。
また、イベントコーディネータ-も、イベント会場の道具の配置からイベントの進行などをコーディネートします。
普段、何気なく使っている言葉ですが、本当の意味を知ると、すごい意味だな…と、感じてしまいますよね。