【2022年】インフルエンザ症状で熱が出ない場合も病院に行った方が良い?

同じ病気であっても、人によって、症状はそれぞれ異なります。

インフルエンザでも、そういったことが言えます。

インフルエンザと言えば、高熱状態が何日か続く方が多いですし、直ちに病院へ行って薬を処方してもらうのが通常です。

しかし、インフルエンザなのに、熱が出ないという方もいますよね。

そういった場合にも、病院に行った方が良いのでしょうか。

 

(1)インフルエンザにかかった成人のうちの20%は発熱しない

実は、インフルエンザにかかった成人のうち、20%は発熱しないと言われているので、これは珍しいことではありません。

発熱していないなら、病院に行かなくても大丈夫そうと、思われるかもしれません。

ですが、例えば、他に筋肉痛や関節痛などの症状があって、自己判断で、それを解消しようとする薬を飲んでしまうと、これが大変なことになります。

 

(2)インフルエンザにかかっている時には、飲んではいけない薬が結構ある

というのも、インフルエンザにかかっている時には、飲んではいけない薬というのが結構あるからです。

解熱剤が、飲んではいけない薬の1つとなります。

あなたが、たまたま自己判断で飲んだ薬が、それに当たることもあるわけです。

その結果、気分や体調がますます悪化してしまう可能性も高くなるので、インフルエンザにかかったら、発熱してなくても、必ず病院へ行きましょう。

 

(3)二次感染を防ぐために、病院であなたに合った薬を処方してもらう必要がある

そもそも、インフルエンザウイルスを体の中から取り除かないことには、会社や学校に行って、他人にそれが感染する可能性は、非常に高いです。

ですので、そういった二次感染を防ぐために、病院であなたに合った薬を処方してもらい、しっかりと健康な体にしなければなりません。

ちなみに、インフルエンザにかかったけど、発熱しないという方の場合、事前にインフルエンザ予防接種を受けている方が多いのです。

予防接種を打っているのに、インフルエンザにかかってしまうという話は、あなたも耳にしたことがありますよね。

ですが、その予防接種は、インフルエンザにかかっても、その症状を和らげる働きをもたらすこともあるというわけです。

 

(4)インフルエンザで高齢者の発熱が少ないのは、免疫力が落ちているから

また、成人の発熱、特に、高齢者の方の発熱が少ないのは、免疫力が落ちているからだと言われています。

「え、逆に?」という感じに思うでしょうが、免疫機能が落ちていると、熱も上がりにくいのです。

高齢者の方は、夏でもよく「寒い」なんて言っていますが、まさに、この免疫機能の低下で、熱が高くならないためで、インフルエンザ時にも、発熱しにくくなります。

しかし、高齢者の方は、発熱しない代わりに、インフルエンザによって肺炎などを起こしやすくなります。

これは命の危険にもつながるので、発熱しなくても、必ず病院へ行き、診断してもらいましょう。