犬を飼っている方は、犬を家族の一員と考えている方が、ほとんどですよね。
そのため、寒い時期になると、裸で過ごしている犬のことが気になってしまい、寒さを感じないために、服を着せてあげたいと思うのは当然です。
ただ、多くの犬が、服を着せようとすると嫌がりますよね。
そんな時には、どう対処したらいいのか、また、犬は、服を着ることで大人しくなるのでしょうか。
(1)犬にとって服を着ることは通常ストレスに感じてしまうもの
犬にとって、服を着ることは、通常、ストレスに感じてしまうものです。
その理由は簡単で、そもそも、服を着ない動物だからです。
そのため、服を犬に着せようとすると嫌がりますが、それに対して、「寒いから、ちゃんと着てよ!」なんて怒ってしまうと、余計に、彼らは服を着ようとはしません。
それをすることで、また嫌なことをされると、思い込んでしまうのです。
私たちだって、普段やらないことをやれと言われたり、やらされたりすることは、非常に苦痛ですし、気分が滅入りますよね。
ですから、快く着てもらえるように、トレーニングすることが大事なのです。
(2)服を着れば良いことをしてもらえるのだと、犬に思わせるのがコツ
では、どうすれば良いのかというと、まずは、服を着せてみましょう。
その時に、犬が嫌がったら、すぐさま服を脱がせてあげます。
ただし、この時も急いで脱がすのではなく、無理をせずに、優しく脱がせてあげることを心がけてくださいね。
その上で、「よく頑張ったね」などと言って褒めたり、ご褒美をあげましょう。
そうすれば、服を着れば良いことをしてもらえるのだと、徐々に思うようになってくるので、そのうちに服を着るようになります。
(3)服を犬に着せるとおとなしくなってしまうケースが多い
服を犬に着せられるようになると、かわいいなとか、これで寒さをしのげると、飼い主としても、ホッとしますよね。
ですが、服を犬に着せると、おとなしくなってしまうケースがよく聞かれますし、あなたも、もしかして、経験されたことがあるのではないでしょうか。
その理由は、服によって、自分の体が思うように動かせないため、おとなしくなるというよりは、動けなくなってしまうからです。
(4)思うように体が動かせなければ、人間と同じように犬だってストレスになる
ここで注意しなければならないのが、思うように体が動かせなければ、私たち人間と同じように、犬にだってストレスとなります。
そのせいで、病気になってしまうことだって、当然ありますよね。
しかも、犬などの動物は、皮膚と毛を使って、体温調節をしているので、そのバランスが、服によって崩れてしまいます。
そうならないためにも、犬がおとなしくなったら、「あ、これはちょっとストレスになってしまうかも」と考えましょう。
そして、服を状況に応じて脱がせてあげたりするようにして、ずっと服を着せっぱなしにするということは、やめましょう。