日本は、昔から、湿気が多い国ですし、夏の暑さは、かなり厳しいですよね。
そのため、作ったものも、すぐにだめになってしまう、そして、暑さによって夏バテを起こす方も、今だって、たくさんいらっしゃいます。
そんな時に、重宝したのが、酢の存在です。
酢を入れることによって腐敗を防ぎ、人間が、それを食せば、食欲を増進する効果や腸の働きを活発化するというメリットがあります。
そんなこともあり、ダイエット効果も高いと、されていますよね。
また、酢の中でも、栄養価が高いと言われる「きび酢」をご存知ですか。
ここでは、きび酢の効果や効能、それに飲み方や副作用があるのかどうかについて、見ていきましょう。
(1)きび酢は、鹿児島県の加計呂麻島で主に生産されてきた
そもそも、このきび酢は、昔から、鹿児島県南端にある奄美群島の島の1つである、加計呂麻島で、主に生産されてきました。
その歴史は江戸時代に始まり、黒糖を栽培していた島民が、さとうきびのしぼり汁を煮詰め黒糖を作った後に、使用した大釜に水を張って放置し、後で洗おうとしました。
それが発酵して、お酢ができたのが、始まりといわれています。
それ以降、島民の栄養源として、彼らの食生活を支えてた酢です。
(2)きび酢は、栄養価が高い酢で、ミネラル分が豊富
きび酢は、栄養価が高い酢です。
そもそも、きび酢に含まれているのは天然水と黒糖のみですから、ミネラル分が豊富です。
人間が生きていくために、ミネラルは欠かせない成分で、骨を作り、丈夫な体を築きあげます。
さらには、ポリフェノールも多く含まれているので、体のサビ(酸化)を抑えて、若々しいお肌や体、それに、血液をサラサラにするなどの効果がありますから、代謝もアップします。
もちろん、酢ですから、整腸作用もあり、これと代謝アップが重なってダイエット効果もあります。
ただ、きび酢だけ食していたって、きれいにダイエットできませんし、何より、体に負担がかかりますから、ダイエットのサポート役として考えるとよいでしょう。
(3)きび酢は自然発酵なので、きつい臭いがない
他の穀物酢だと、ちょっと臭いがきついと感じるかも多いですが、きび酢は、自然発酵なので、そういった臭いがないのが特徴です。
なので、そのまま飲んでいただいても良いですが、ソーダ水で割ったり、バナナやリンゴをきび酢に漬け込んで、水か牛乳で割るのもおいしいですよ。
(4)きび酢は、飲み過ぎれば体を冷やして下痢などを引き起こすことがある
気になる副作用ですが、過剰摂取をすれば、きび酢だけでなく、どんな食材でも体に影響は出ます。
体を冷やす効果がある酢ですから、飲み過ぎれば体を冷やして下痢などを引き起こすこともあります。
また、血液サラサラ効果があると言っても、過剰に飲み過ぎれば、赤血球が破壊されて逆に貧血状態になることもありますので、飲み過ぎは控えましょう。