あまり、日本では、エゴマを食べる習慣がありませんが、韓国料理に詳しい方であれば、エゴマが日本のスーパーでは手に入らないから、自分で育てているなんて方も、多いでしょう。
そんなエゴマですが、最近エゴマ油が、大人気ですよね。
お肌や体にいい脂が定期的にヒットしますが、今はまさに、エゴマ油ブームと言えるでしょう。
そんな人気のエゴマ油と、アトピー性皮膚炎などの改善につながると注目されている亜麻仁油の違いは何なのでしょうか。
そして、エゴマの葉は、どのようにして、食べれば良いのでしょうか。
(1)エゴマ油はエゴマの種子を絞って採ったもの
そもそも、エゴマ油は、エゴマの種子を絞って採ったもので、エゴマの葉は、シソの葉と似ていますが、味は同じではありません。
また、エゴマ本来のちょっとクセのある苦みを感じさせる香りをしていますが、これが特に、大人になると、風味豊かで、はまってしまいます。
一方の亜麻仁油はというと、亜麻の種子から採られた油で、こちらも、ややクセのある香りや味をしています。
(2)エゴマ油と亜麻仁油の違い
2つの油の違いは、当然ながら、原材料が異なるということが、まず1点です。
成分で比較すると、その違いが、よく分かります。
まず、脂質で比べてみると、どちらも注目されている脂肪酸、オメガ3が50%以上含まれております。
また、エゴマ油の方が、オメガ3脂肪酸は多く含まれているので、ボケ防止のために、健康的なオイルを利用したい方は、エゴマ油の方がおすすめです。
(3)アンチエイジング効果のあるポリフェノールの種類が異なる
そして、アンチエイジング効果のあるポリフェノールが、どちらにも含まれていますが、その種類が異なります。
亜麻仁油は、リグナンというものが含まれており、女性ホルモンと同じような働きをする植物エストロゲンの一種なのです。
ですので、ホルモンバランスが乱れている生理の時などに、摂取すると効果的です。
エゴマ油の方は、ルテオリンとロズマリン酸というもので、活性酸を抑えて、老化を予防すると同時に、抗炎症作用もあるので、アレルギーに効果的とされています。
(4)亜麻仁油には、水溶性と不溶性食物繊維が、両方含まれている
さらに、亜麻仁油には、水溶性と不溶性食物繊維が両方含まれている珍しいものなのですが、これによって、便秘解消効果が高い食べ物だと言えます。
逆に、エゴマ油は、両タイプの食物繊維を含むというものではないので、この2つの油の成分は、かなり異なるのです。
(5)韓国人は、エゴマの葉を焼いた肉と一緒に巻いて食べる
では、エゴマの葉ですが、どんな食べ方があるのかというと、韓国へ行ったことがある方は、ご存知でしょう。
韓国人は、エゴマの葉を焼いた肉と一緒に巻いたり、サンパという野菜定食的な料理でも、焼いた肉とご飯を、エゴマの葉で巻いて食べたりします。
また、これは、よく韓国でやっているエゴマの漬物的なものなのですが、ゴマ油やにんにく、コチュジャンなどを混ぜた液の中に、エゴマをまとめて入れたもので、ごはんのお供にぴったりですよ。