世界には、たくさんの国があり、オリンピックの度に、「あれ、この間は189ヶ国じゃなかった?なのに今回200ヶ国になったの?」なんて、思ったことはありませんか。
そもそも、日本という国は島国で、世界でも珍しく、征服された経験がない国とされています。
でも、世界には、征服されたから独立をしたい、元々1つの国だけども地域色が強く、独立し、一国として君臨したいという地域が、常に、世界には存在します。
そして、これが理由で、戦争が起こりやすいです。
宗教戦争も、大きく言えば、これが理由となります。
そういった国の1つだったのが、ウクライナです。
「正直、あの辺の国とか地域とか、名前が似てるからわからない」と、思っているのは、あなただけではありません。
では、そのウクライナの言語は何なのか、そして、ロシアとの関係はどんなものなのでしょうか。
(1)ソビエト連邦内にあった地域が数々独立し、その1つがウクライナ
1980年代後半から90年代前半というのは、世界が変わったといえる時期です。
ベルリンの壁が崩壊し、ソビエト連邦も解体しました。
これ、政治に詳しくない、そして、征服されたこともなく、今や多くの方が、戦争未経験者の日本人ですから、「だから?」となりますよね。
この社会主義国のトップとして走ってきたソビエト連邦が解体したことによって、ソビエト連邦内にあった地域が、数々独立しました。
その1つが、ウクライナです。
(2)ウクライナの人口の6割はウクライナ人、残りはロシア人という人口構成
ソビエト連邦解体後は、ソビエト連邦は、ロシアという国名に戻りましたが、ウクライナの人口の6割はウクライナ人、残りはロシア人という人口構成となります。
そして、注目するべき点は、ウクライナは、昔から、天然資源が豊富にあることです。
でも、これが、戦争のきっかけになってしまうのです。
(3)ロシアは、ウクライナの天然資源が欲しくて近づいている
この人口構成を理由にして、ロシアがウクライナに仲良くしようと言っています。
でも、内心は、ウクライナの天然資源が欲しいのですね。
「仲良く」とは、結局の所、最終的な、国を統一することを指します。
それは、ウクライナにいる6割のウクライナ人には、許せません。
(4)ロシアとウクライナの関係は、占領したい側とされたくない側
親と子の関係ではありませんが、一時は属した親(ロシア)が、子供(ウクライナ)を自分の手元に戻したいのです。
こう言えば、お涙ちょうだいな話かもしれませんが、そうではなく、要は、占領したい側(ロシア)と、されたくない側(ウクライナ)という関係です。
(5)ウクライナでは、ロシア語とウクライナ語が話される
そんなウクライナ、やはり、人口構成のこともあり、ロシア語とウクライナ語が話されます。
特に、バレエで有名なキエフ、ここは、ソ連の影響もあり、ロシア語を話す方が多いです。
しかし、西側の地域は「ウクライナ人」が多く住むので、ウクライナ語を話しますが、そもそも、広い言い方をすればロシア語と似ているので、バイリンガルが多いと言えるでしょう。