常に、理想の結婚相手の職業として、ランクインする職業の1つが、公務員ですよね。
基本的には、クビになることはなく、休暇や給料も安定しているというイメージが強いです。
もちろん、犯罪を犯せば懲戒免職処分となることもありますが、きちんと真面目に働いていたら、まず、クビになることはありません。
そんな公務員は、公務員を辞めてからも、安定した生活ができるというイメージがあります。
では、公務員の年金の種類には、どんなものがあるのでしょうか。
アメリカとの違いについても、見ていきたいと思います。
(1)日本には、国民年金、厚生年金、共済年金の3種類の年金がある
そもそも、日本における年金の種類には大きく分けて3つあります。
1つが国民年金で、これは日本に住む20~60歳未満のすべてが対象となります。
大学や専門学校に通いながらも、20歳になった瞬間に、国民年金の支払いをするよう、通知が届きますよね。
2つ目は厚生年金で、これは、会社に勤務している方すべてが対象となり、多くは、給料から自動的に、毎月、引かれています。
そして、最後の共済年金というのが、公務員や私立の教員を対象とした年金となります。
ところが、平成27年10月1日以降、今まで共済年金とされてきたものも、厚生年金として、ひとまとめになりました。
しかし、この日付以前に、既に、共済年金を受給している人の方が、今現在は、圧倒的に多いわけです。
(2)共済年金も大きく分けて3種類ある
ですので、現在も、共済年金は生きていて、この中でも、大きく分けて、3種類あります。
1つが、国家公務員共済組合とよばれるもので、例えば、いわゆる〇〇省とか庁で働くような、役人さんと呼ばれる人たちが、これにあたります。
2つ目は、地方公務員等共済組合で、これは、公立の小中学校や高校の教員の方々が、挙げられます。
そして、最後は、私立学校教職員共済組合で、実際、私立の教員は、サラリーマンと同じ扱いではありますが、年金では、公務員扱いになります。
(3)アメリカには、OASDIという公的年金制度がある
では、アメリカはどうかというと、OASDIという公的年金制度があり、自営業者、公務員、それに、一般の会社員は、加入が義務付けられています。
ここまでは、日本と同じですね。
でも、さらに、独自の年金制度をアメリカの公務員は持っているので、OASDIにプラスして、積み立てることができます。
なので、例えば、アメリカの公務員である教員は、基本的に給料は一般の給料ですが、休暇も多く、年金制度もしっかり整っています。
また、医療保険なども充実しており、裕福な家庭事情の方が多いのが、特徴です。
アメリカには定年が定められていませんが、アメリカの教員は、60歳が定年です。
その後に、かなりの額を支給されるので、定年後も、豊かな生活ができるというのが、よく言われています。